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畳表 |
畳全般 |
畳床 |
畳縁 |
その他副資材 |
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イ草を緯とし、糸を経として製織したもの(上敷き及びござの類を除く)をいう。(日本農林規格より) |
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畳表の品質をきめるポイント |
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(1)イ草の長さ
畳表はイ草を上下交互に編みこんで織っていく。イ草は根元と先端が白っぽいため、織っていく段階で両端にその色が出てきてしまう。(畳表の両端の色が白っぽいのはこのため)この色が良く施主からのクレームとなることが多い。この色ムラをなくすためには緑の部分だけを使えば良い。イ草は長ければ長いほど緑の部分が多い。しかし、長いイ草はイ草全体の収穫量から比較すると収穫量は少なくなる。そのため希少価値が増し、畳表の価格は高くなる。畳表の最高級仕様としてイ草の緑の部分だけを使用した中継ぎ畳表がある。 イ草は畳に仕上げる段階で両端を切り落としてしまうのでイ草の長さを見るには畳に仕上げる前の段階で確認するのが良い。織りこまれていない部分(耳毛)の長さからイ草の長さがわかる。イ草の耳毛が長ければ長いほど、長いイ草を使用していることになる。
(2)たて糸の種類
畳表を織るときにはたて糸を通すが経糸の種類には綿糸、麻糸を使用する。綿糸より麻糸の方が強度がある。強度があるということはそれだけイ草を強く織りこむことができる。(3)に関連するが強く織りこむことができるということはそれだけ畳1枚に対しイ草をたくさん使用できる。また、たて糸に丈夫なものを使用すると、織りこむときにい草の方が曲がるために畳の目がはっきりして見栄えが良くなる。 たて糸の代表的な仕様は綿糸1本仕様、綿糸2本仕様、麻糸仕様、麻・綿2本仕様がある。(後者の方ほど高級仕様)ただし、注意として強度のあるたて糸を使用した場合、薄畳など曲げ強度の弱い畳床を使用したときに畳床が畳表に引っ張られてしまい畳表が弛む原因となる可能性があるので畳店と十分に相談する必要がある。
(3)使用するイ草の量
畳表に使用するイ草はたくさん使用するほど高級仕様となる。使用したイ草の量を測る目安として重量がある。重いほど使用したイ草の量が多い。JAS規格の場合、この重量で等級を区分けしている。同じ大きさでも特等品は2Kg以上、3等品は1.45Kg以上と規定されている。
(4)産 地
畳表の産地は大きく日本国産と中国産に分けられる。日本国産の代表産地は熊本県、福岡県など。中国産の代表産地は寧波地方。以前は、畳表の大半を熊本県八代で生産していたが、低価格と品質の向上で中国産畳表が現在の主流になる。産地により、生産する土壌や染土の違いにより微妙に色合いに差がある。
(5)色合い
畳表の品質を決める要素としてはその他たくさんあるが、一番大事なのが色合いである。この色合いは個人の主観の部分が非常に大きいため、基準になるものはない。色合いは大きく、全体的に白っぽいもの(白くち畳表)、全体的に青っぽいもの(青くち畳表)にわけられる。 |
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畳の種類 |
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畳表は、普通イ草畳表の他に、使われる畳の用途によって、織り方、草の種類を使い分ける。
●琉球畳表
主に縁無し畳に使われる。七島いを使って製造する。普通イ草と比較して、曲げに強く、縁無し畳を作る際の縦方向の折り曲げに強い。見た目は通常のイ草とまったく違い、黄色く、草自体のきめが荒い。また、織り方も通常のイ草と違いたて糸を1本しか使わない目積織りと呼ばれる織り方で普通畳表よりも畳の目が細かい。生産数が限定されているため非常に高価。
●目積畳表
イ草を使った畳表ではあるが、通常の畳表よりもたて糸の間隔が狭いため、畳の目の数が多い。主に、普通イ草で縁なし畳を作る場合に使われる。目が細かいため折り曲げ加工がしやすい。
●龍髭畳表
主に床の間に使われる畳表。水洗いと天日乾燥を繰り返しすため、渋茶色をしている。また織り方には目の間隔が広い大目織りと狭い小目織りがある。普通畳表と同じ色をした青龍髭というものもある。
●化学畳表
数年前から発売された和紙や樹脂でつくったイ草状のもので織ったもの。色々な着色が可能なため、置き畳などによく使われる。また、色調がほぼ同じで日焼けをほとんどしないため、大宴会場や飲食店など用途が特殊な場所に使われることが多い |
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畳表の織り方 |
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●普通目織りイ草
一般的な畳表の織り方。一目の中にたて糸が2本入っている。このたて糸が綿や麻糸でできている。 |
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●諸目織り
普通畳表より目が細かい。 |
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●目積織り
たて糸が1本しか入っていないため目が詰まっている。琉球畳表などがこの織り方。 |
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●大目織り
龍髭畳表に使われる織り方。たて糸の間隔が通常よりも幅広い。 |
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