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参考:畳のはなし 佐藤理 鹿島出版会

畳の語源
畳は「たたむ」ことを意味し、折り返して重ねる意味でもあって、たためるもの、重ねられるものから、敷物すべてを意味したものであり、これが畳の起こりである。

畳は古くは権力の象徴であった
昔は、畳は座具であり寝具であった。平安時代の貴族社会においては、そこに座る人の身分や地位を表わすために厳密な用い方が定められていた。それは、身分の高い人ほど座る畳も広く、厚さも厚く、そのうえ畳を重ねるなどした。
また、畳の縁の色や文様を変えるなどして座る人の地位や身分を規制したのである。

畳の敷き方に祝儀間・不祝儀間がある
畳の敷き方には、江戸時代から祝儀敷き、これを吉の敷き方という敷き方と、不祝儀敷き、これを凶の敷き方とも呼ぶ敷き方があって、婚礼や葬儀のときに畳を敷き替えたりしたものである。
祝儀の敷き方というのは、いまは普通一般的に敷かれている敷き方であって、昔は婚礼のときに敷く敷き方である。
まず、床の前に敷く畳を長手方向を床と平行に敷くことを基準としている。

   
そして、床前以外は遣り違いに敷くこととされ、畳の合わせ目がTの字になるように 敷くのである。床のない場合は、出入り口に敷く畳を基準として畳の長手方向と出入り口が平行になるように敷くのである。 不祝儀の敷き方は、祝儀敷きの対語として 昔は葬儀のときに敷く敷き方で、畳の隅が四つ合わさって十字になるような敷き方をいうのである。この敷き方は大広間や寺院などでよく見受けられる「いも」継ぎとな る敷き方で、同じ方向に揃えて並べた形をいうのである。

四つ井敷き
武士は切腹するときは、部屋の真ん中の半分の畳をひっくり返して、その上で切腹し
たのです。 デザイン性が良いので最近良く見られるが、上記の理由で縁起がよくな い。
 
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